大友克洋Katsuhiro Otomo

漫画家/映画監督

1954年生まれ。宮城県登米市出身。
1973年、「漫画アクション」(双葉社)にて『銃声』で漫画家デビュー。
『気分はもう戦争』(原作:矢作俊彦)で星雲賞コミック部門を受賞。
『童夢』で日本SF大賞、星雲賞コミック部門を受賞。
『AKIRA』で講談社漫画賞を受賞。

『幻魔大戦』(1983年 監督:りんたろう)のキャラクターデザインを担当した事をきっかけに、
アニメーションにも携わるようになる。
1988年には、自ら監督した自作マンガの『AKIRA』が劇場公開。
その後もオリジナルアニメ『STEAMBOY』などを監督する。
実写映画では、1991年『ワールド・アパートメント・ホラー』、
2007年『蟲師』(原作:漆原友紀)などの作品で監督を務めた。

2012年、東北震災チャリティを目的とした『大友克洋GENGA展』では
自らプロデューサーとなり、3000枚もの原画展示を実現。
収益の約3割を被災した地元団体に寄付した。
2013年には紫綬褒章を、2014年にはフランス芸術文化勲章オフィシエを授与され、
同年アニー賞ウィンザーマッケイ賞を受賞。
2015年、フランスのアングレーム国際マンガ祭でグランプリを受賞。

2015年、東北震災で被災した仙台空港には復興をテーマに、
2020年、東京工業大学大岡山キャンパスには五大エレメントをモチーフにした
レリーフを、それぞれデザイン監修として担当した。